タベルナでの最初の食事


サナーシスとナディアが丘を下りる途中にあるタベルナ(ギリシャ語でレストランという意味)に連れて行ってくれました。vとbの違いはあるものの基本的には日本語の「食べるな」と同じ音なんです。サナーシスは京都で1年半勉強していたので、その話をするとすぐに分かって笑っていました。ギリシャ語で食べる場所を示す言葉が日本語で「食べるな」なんて面白い偶然だな、と思います。
残念ながら、ハリスは帰らなくちゃいけなかったんだけど、残った私たち3人は楽しく食事をしました。ギリシャ料理なら何でも食べてみると言う私が色々と試せるように「本物の」ギリシャ料理を注文してくれました。コンビネーション前菜と言って、ドルマ(ブドウの葉で肉や野菜が巻いてあるもの)やサガナキ(焼いてあるチーズ)、ビフテキ(スパイスのきいたひき肉)とかの色んな前菜や他にも思い出せないものとか、ビーフシチューみたいなものが土器に入って出てきたりとかして、満足!満足!
3人いたので、3つにそれぞれを切って、皆で仲良く分けました。サナーシスは「ここのオリーブオイルはあんまりおいしくない。」と言ったから、色んな種類のオリーブオイルやフェタ・チーズ(ヤギのミルクから作ったチーズだと思う)について話しました。色々と教えてもらったよ。
ナディアはイスタンブールで建築のマスターを取っているので、時々、トルコと比較して分かり易く説明してくれます。食べて喋って食べてまた喋った後、やっとメトロに乗って、サナーシスのアパートに着きました。またファンタを買ったスーパーマーケットに行って、飲んだり歯を磨くための水をまたまた買い込みました。(サナーシスは地元の人は水道水を飲むけど、私は用心のためにボトルの水を飲む方がいいだろう、と教えてくれたから、水は買ってます。)